結婚を考えている彼氏にもし借金があったらアナタはどうしますか?
これは今でも多くの方が抱えている悩みだと思います。
- 借金を完済してから結婚する
- 借金アリの男なんてお断り!別れる
- 借金を結婚してから一緒に返済する
このような解決方法が考えられますね。ここでは①と③のパターンについて考えてみようと思います。
借金を返済してから結婚すべきか、それとも先に結婚してから返済すべきか。をお伝えしますね。
「現在、結婚を考えている彼に借金がある事がわかりました。今後の生活を考えて、弁護士に債務整理を依頼するかを検討しています。」への回答
今回、回答したYahoo!知恵袋の質問はこちらです。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10196203465
現在、結婚を考えている彼に借金がある事がわかりました。
今後の生活を考えて、弁護士に債務整理を依頼するかを検討しています。現在の状況
私は体調崩し退職。収入はゼロ。
現在は彼の収入のみで生活している。
在職中に貯めた貯金がある。その他、財産となるうるものは車とバイクがあります。
貯金は今後私自身手術が必要な可能性があり手をつける事はできない。法的手続をした場合、私のこの貯金や車、バイクはどのように扱われるのでしょうか?
この質問主の方自身は借金をしていないが、結婚を考えてる彼氏に借金がある模様。
そして、彼氏の債務整理をした場合は自分の財産がどうなるのかを知りたいようです。おそらくは質問のポイントはこちらでしょうね。
私の回答を紹介します。
回答:借金を債務整理して完済してから結婚すべき
現実的に、質問主さんが幸せに結婚するためにはこちらが最適解でしょう。
実際の回答はこちら
彼の借金額と年収が分からないので想像でのアドバイスになります。
まず、アナタが結婚していたとしても基本的には財産を処分する必要はありません。なぜならアナタ自身が結婚前から持っていた資産だからです。
結婚後に購入した資産であったり貯金であれば処分の対象になりますが。
利息カットの任意整理であれば、財産を処分せずとも借金の整理ができます。
今の月収でぎりぎり払っていけてるのだとしたら、任意整理をおススメします。
自転車操業になっているのであれば、結婚前に自己破産させるのも手でしょう。住宅ローンなどは組めなくなるでしょうけど仕方ありません。結婚時の資金もない状態になるでしょうね。
任意整理であれば、特に財産の有無は関係ないですね。
そもそも処分されるようなものではないので。他の2つ、個人再生や自己破産であれば財産の処分対象となります。
しかし結婚前であれば、たとえ同居であっても債務者である彼氏の財産しか処分対象にはならないはずです。この辺りは実際に弁護士に相談してみるしかないでしょうね。
彼氏の借金が多額で、返済しきれないなら自己破産してしまうべき
これだと思います。
自己破産してしまえば実質借金は帳消しですからね。ただし次のことは覚悟すべきです。
- 今後住宅ローンを組もうとしたときにネックになる
- カードローンが契約できない
- 一部職種に勤務出来ない
こんなところですかね。②のカードローンやクレカについては結婚前に彼女自身が契約していれば、それは続けて使用できるはずです。
ただし彼氏(夫)の扶養に入ったりすると契約の見直しの際にカードは取り上げられる可能性もあります。やはり継続しての支払い能力があるか、がポイントですからね。
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結婚してから借金を共に返済していくという選択肢
今度は逆に、結婚してから返済していくパターンです。
どちらにしても、任意整理であれば彼女の資産は婚前の資産のため処分対象にはならないと考えられます。
結婚してから自己破産するとなると、彼女自身の資産も対象になってきます。
結婚後に購入した物品は共通の資産とみなされる場合が多いですからね。
特に見落としがちなのが、各人の生命保険です。
生命保険も掛け捨てでなければ『解約返戻金』というものがあるので資産ともいえます。
満期になれば配当金が入る保険もあるくらいですから。
解約返戻金については以前に『かんぽ生命とJA共済生命保険の契約者貸付の違いとは?』という記事にて説明しています。
他には自分の知らないところで両親が内緒で自分名義の貯金をしていた場合、などですね。これも当然自己破産するときは対象になる可能性が高いです。
結婚してから返済していくなら任意整理がおススメ
結婚してから返済するなら、2馬力で返済するという条件の上で任意整理をおススメします。
これならば整理対象にしなかった業者であれば継続してクレカなども使えますから。
自己破産や個人再生では全ての債権者が対象となるので、クレカは使えなくなります。
また、もし奨学金などがあれば自己破産しても連帯保証人に全額返済の義務が移ってしまうのでこちらも注意しておいた方がいいでしょう。
連帯保証人と言うのはそういうものです。詳しくは「借金の連帯保証人と保証人は全く別物?|相続回避の施策とは」に記載しました。
結論:借金癖があるなら結婚はよく考えて。
この質問主の方はあくまでも結婚することを前提にしていたので『結婚前に債務整理できれいにすべき』とアドバイスしました。
でも結婚前であればもっと簡単な方法があります。
その彼氏と別れるという選択肢です。
自分の経験上、借金癖と言うのはなかなか治りません。ちょっと生活が苦しかったらすぐに『借りたらええやん』という思考に陥りがち。しかも内緒にしてしまいます。
なので、新しい出会いを探すというのもひとつの選択肢かなあ、と思った次第です。
お金の問題は根深いし、喧嘩のもとになりますよ!
よく考えてください(お前が言うなというツッコミが聞こえてきそうです)
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