ギャンブル依存症からの脱却プログラムの2回目です。
ギャンブルは最初に参加してから4カ月以上、辞めています。Youtubeでのパチンコ番組視聴なども辞めたので、衝動も抑えられてる気がしますね。
ああいうのを見ると、どうしても新機種とかが気になってしまいますし。

第二回ギャンブル依存脱却プログラムの内容を紹介していきます。
- ギャンブル障害はれっきとした病気です。(病的賭博)
- 「反省」ではなく、「感謝」の気持を実生活の中で行動にする
- あなたの人生とギャンブルとの関係について考えましょう
- あなたにとって止められない原因はなにか
- 「事実唯心」と「目的本位」の生活態度
ギャンブル障害を知る|依存症度をチェック
まずはギャンブル依存症の自覚を持つことから始める必要があります。
ということで下記10個の設問について考えてみてください。この質問は、GA(ギャンブラーズ・アノニマスでもあります)
半数以上が当てはまるようならばアナタは既に病的賭博(ギャンブル依存)と言えるでしょう。
- ギャンブルに支配されている自分に気づくことがありますか?
- 興奮を得たいがために賭け金の額を増やしてギャンブルをしたい欲求がありますか?
- もし「はい」であれば、掛け金を増やしたりつい最大の量を賭けたりする傾向を持ちますか?
- ギャンブルをするのを抑える、減らす、止めるなどの努力を繰り返し、成功しなかったことがありますか?
- ギャンブルをするのを減らすと落ち着きがなくなったり、イライラしたりしますか?
- 問題から逃避する手段としてギャンブルをすることがありますか?
- ギャンブルでお金をすったあと、別の日に取り返そうと戻ってくることはありますか?
- ギャンブルへののめり込みを隠すために家族を始め周囲に嘘をつくことはありますか?
- ギャンブルの資金を得るために、偽造、詐欺、窃盗、横領などの非合法行為に手を染めたことはありますか?
- アナタは現在法律的問題を抱えていますか?または手続き中ですか?
- ギャンブルのために重要な人間関係、仕事、教育、または職業上の機会を危険にさらし、または失ったことはありますか?
- ギャンブルによって引き起こされた絶望的な経済状況を免れるために他人にお金を出してくれるように頼っていますか?
どうでしょうか?
一度自分でチェックしてみてくださいね。
ギャンブル自分史を振り返る
ギャンブル依存になるまでの自分史を振り返るのも、依存から回復するためのステップとして有効です。
まずは1~6期に分けて、考えてみましょう。私の状況を合わせて書いておきます
第1期 ギャンブルと出会った時期(26歳ごろ)
- 家族・生活・仕事状況
仕事が忙しくなってきた。友人と休みが合わなくなってきた
- ギャンブル状況
ストレスから、初めて友人からのパチンコへの誘いに乗って行く。
面白いかどうかはわからなかったが初回は少額だけ負け。
第2期:ギャンブルの魅力に取りつかれた時期(27~28歳)
- 家族・生活・仕事状況
相変わらず忙しいが、少し余裕ができた
休日に友人との予定がない
- ギャンブル状況
会社帰りや休日にパチンコ通い。週4~5回程度になる
第3期:ギャンブルによって問題が生じ始めた時期(29~31歳)
- 家族・生活・仕事状況
結婚。子供も生まれた。平日、休日ともに基本的には家族に縛られるようになる
- ギャンブル状況
休日にたまにパチンコ。パチンコに行けない分、家で稼げないかとネットで調べてバイナリーオプションを始めてしまう。
借金の増加
第4期:ギャンブル問題がエスカレートした時期(30~32歳)
- 家族・生活・仕事状況
子供が大きくなってきた。家の購入やリフォームの話が出てくる
- ギャンブル状況
余裕がなくなり、バイナリーに熱中してしまう。負ければさらに取り返そうと借金が膨らむ
第5期:ギャンブル問題が発覚した時期(31~33歳)
- 家族・生活・仕事状況
3度の借金ばれからの離婚。
- ギャンブル状況
バイナリー解約。パチンコ制限、債務整理
第6期:ギャンブル障害の回復に向けて取り組み始めた時期(33歳~現在)
- 家族・生活・仕事状況
実家暮らしへ。副業にさらに力を入れ始める
- ギャンブル状況
家族の勧めでGAと心療内科へ通院開始
アナタのギャンブ収支決算表を完成させよう
『ギャンブル収支決算表』は、あなたとギャンブルとの関係について今のあなたが置かれている状況の理解を深めるために役立ちます。
今のあなたはギャンブル問題によって、金銭面、仕事、家族関係、健康面、感情面などさまざまな犠牲がもたらされていると思います。
しんどい作業になりますが、ギャンブル問題を克服し、あなたなりの充実した生活を取り戻すために整理をする作業を行いましょう。
◎収支決算表(あえてメリットを多く出しましょう)
ギャンブルのメリット (ギャンブルがあなたにもたらしてくれるもの) |
ギャンブルのデメリット (現在および将来にもたらされる問題) |
達成感、楽に青金を稼ぐ手段 | 現在:
将来: |
ギャンブルをやめることのメリット (ギャンブルをやめることであなたが得るもの) |
ギャンブルをやめることのデメリット (ギャンブルをやめることであなたが失うもの) |
楽にお金を稼ぐ手段がなくなる
時間を持て余す |
ギャンブルのメリットや、やめることのデメリットを考えることで”なぜギャンブルをやめれないのか?”の一端に気づくことができます。
ギャンブルのデメリットとか止めることのメリットについては散々周りから言われてるので今更ですよね。なのであえてマイナス面についてよく考えてみましょう。
ギャンブル行動は連鎖する?そのメカニズム
脳には、様々な本能的な欲求を支配している部分があります。おなかが空けばこの部分には食べ物を欲しいとかんじますし、のどが渇けば水が飲みたいと感じます。また性欲とも関係しています。
アルコールや薬物は、こうした脳の働きに大きな影響を与えます。
(松本・小林・今村編著『薬物・アルコール依存症からの回復支援ワークブック』金剛出版)
ギャンブルに立て続けに行くことでも、アルコールや薬物同様に快楽を感じる脳の神経回路に大きな異変をもたらします。
おいしい食べ物を見ただけで、自然と唾液が出てきて食べたいという衝動が起きるのと同様にギャンブルに関しても、それを目にするような状況にさらされると、脳や身体が反応してしまい、「ギャンブルをやりたい!」という衝動と欲求が高まります。
ギャンブルを止めるためには、「誓いを立てる」とか「意思を強く持つ」だけでは対策が不十分です。
ギャンブル障害のメカニズム
『引き金→考え→欲求→使用」のメカニズムを紹介します。
≪例≫
食べ物を見る(状況)→食べたいなあ(考え)→食欲(+)→食べる(行動)
≪ギャンブル依存≫
ギャンブル場(パチンコ店のそば、競馬場、場外売り場など)→ギャンブルしたいなあ(考え)→行使欲求(+)→ギャンブリング(パチンコ・競馬・競艇など)
依存症回復プログラム第二回まとめ
依存症回復プログラムの第二回では、主に自分の中を見つめなおしてギャンブルに向かうきっかけなどについて勉強しました。
ギャンブル依存のメカニズムを勉強したところでパチンコ止めれるわけないやん!
とかって意見もあると思いますけど、勉強することで立ち直る人も多いと思います。
私が通っている診療内科はこちら→ギャンブル依存対策プログラム実施:幸地クリニック
年内は予約いっぱいみたいですけどね。
効果があるかは知りませんけど、いまのとこパチンコに行きたいとかバイナリーで一発逆転!という気持ちが出てこないので….。
こういうとこ行ったら自分も落ちるとこまで落ちたな~と実感しちゃいますど仕方ないですよね。

